Googleアドセンスでサイトに広告を貼り付けていても、悪意あるいたずらや誤った利用をしているとアカウント停止になることがあります。
せっかく苦労してGoogleアドセンスに合格したのに広告が使えなくなるような被害は未然に防ぎたいですよね?
そこで当記事では、Googleアドセンスのアカウント停止になる原因と対策方法を紹介します。
自分のサイトはアカウントが停止になる可能性のある状態になっていないか、これを機会に是非確認してみましょう。
記事の内容
・アカウント停止になる原因の改善・対策方法
Googleアドセンスがアカウント停止になる原因
Googleアドセンスがアカウント停止になる原因は、AdSenseプログラムポリシーページにまとめられています。
ただ、こちらのページは内容が難しくて何だかわかりにくいですね。
そこで、アカウント停止になる原因を簡単にまとめて見ました。
アカウント停止になる原因
- アドセンス狩りの被害に遭う
- 自分や身のまわりの人からのクリック
- 禁止事項に該当している
- 広告の配置に問題がある
こちらについて上から順に説明していきます。
アドセンスアカウント停止になる原因1:アドセンス狩りの被害に逢う
アドセンス狩りとは、不正が起きたかのように思わせ、アカウントを停止に追い込む行為。
この被害に遭うとアカウント停止により広告が出せなくなります。
また、アドセンス狩りは交通事故みたいなものなので、いつ自分の身に起こるかわかりません。
対策方法
アドセンス狩りは、少し前まで2つの方法がありました。
- 広告コードを勝手にコピーし違法サイトに設置して、不適切な使い方をしていると思わせる方法
- 第三者が自分のAdSense広告を大量にクリックし不正が起きたと思わせる方法
1つ目については現在Googleアドセンスの方から対策されているので、こちらで特に何かをする必要はありません。
2つ目については、プラグイン「AdSense Invalid Click Protector」の導入で簡単に解決することが可能。
このプラグインは有効化するためには少し特殊な設定が必要なので、ぜひ下のリンク先の記事を参考に導入しましょう。
>>AdSense Invalid Click Protectorの設定方法・使い方
注意ポイント
AdSense Invalid Click ProtectorはCookieと呼ばれる技術を利用した対策プラグインです。
つまり攻撃者がCookieを削除したり無効化してしまうと、このプラグインは機能を発揮できません。
このような抜け穴があるので、異常に収益が増えていたりクリック数が爆増していないか自分で定期的にチェックすることも大切です。
異常がありそうな場合は無効なクリックの連絡フォームでgoogleに報告すると良いです。
問題ないか調査してくれますよ!(報告しても何も問題がなければ返事はきません)
アドセンスアカウント停止になる原因2:自分や身のまわりの人からのクリック
アドセンス広告について、自分や友人などまわりの人がクリックすると違反になりアカウント停止になる可能性があります。
そんなことはありません。
Googleはクリックされた時のデータ(トラフィック)を把握しており、一緒に住む家族からのクリックでも、遠く離れた友人が複数クリックしても、Googleが調査すれば特定されちゃいますよ。
対策方法
自分がクリックしないのは気をつければ良いだけですが、家族や友人、身近な人に対してブログの存在を教えていた場合、サイト内のアドセンス広告をクリックしないよう一言伝えておくと良いです。
アドセンスアカウント停止になる原因3:禁止事項に該当している
サイトの内容はグーグルのポリシーに違反していませんか?
グーグルアドセンス公式サイトに「こんな内容があるサイトはダメだよ!」という説明がされているページがあります。
>>公式ページでポリシー違反の内容を確認する
簡潔にまとめると、
- 性的なコンテンツ
- ユーザーに強いショックや不快感を与えるコンテンツ
- 爆発物に関するコンテンツ
- 銃や銃の部品と関連商品に関するコンテンツ
- その他の武器および兵器に関するコンテンツ
- タバコに関するコンテンツ
- 危険ドラッグに関するコンテンツ
- アルコールの販売や乱用に関するコンテンツ
- オンライン ギャンブルに関するコンテンツ
- 処方薬に関するコンテンツ
- 未承認の医薬品やサプリメントに関するコンテンツ
が記事で紹介・説明されているとNG。
対策方法
これらの内容は避けたサイトにすることを心がけましょう。
アドセンスを利用したいなら、これらの内容は避けようね!
アドセンスアカウント停止になる原因4:広告の配置に問題がある
広告を配置する方法に問題がある場合、それがアドセンスの違反になり利用停止になってしまうことがあります。
配置についてもAdSenseプログラムポリシーページに記載があるのですが、わかりやすくまとめると、次の4点を気をつけつつ普通に配置すればOK。
特に気をつけた方がよい配置
- ポップアップ型で配置
- 追従型で配置
- クリックを誘導する文章を配置
- 誤解・誤操作を招く配置
ポップアップ型とはページを開いた時に自動的に出てくる配置、追従型はスクロールしてもついてくるような配置です。
この方法で表示してしている方は早急に改善しましょう。
クリックを誘導する文章を配置という点について、例えばアドセンス広告の近くに「クリックをお願いします」などの文章を配置するということを指します。
誤解・誤操作を招く配置について、ボタンの近くに広告を配置してクリックの誤作動を誘発するような配置などはNGです。
他には、よく見かけるのが下の画像のようなパターン。
最初は広告に被ってないけど、メニューにカーソルを合わせた時に下に出てきて被ってしまう状態ですね。
このような場合も違反と見なされるので、該当する場合は改善をおすすめします。
収益の公開はアドセンスアカウント停止の対象になる?
「アドセンスの収益金額を掲載するのは規約違反」という情報をよく目にしますが、実はアドセンスの収益金額の公開は、条件をクリアすれば公開しても大丈夫です。
本第 11 条にかかわらず、お客様は、自らによる本サービスの利用によりもたらされた Google による支払総額を正確に開示することができます。
AdSenseオンライン利用規約
このように「支払い総額なら開示してもいい」と公式サイトで名言されています。
「正確に」ということがポイントですね!
銀行に支払われる「お支払い金額」は端数も省かず正確に記載すればOKです。
一方、見積もり金額を正式に公開するのはNG。
アドセンスアカウント停止を避けるには事前の対策や改善が大切
アドセンスのアカウントが停止になる事態を避けたい人は、早急に改善や対策を行いましょう。
アカウントが停止になれば当然収益化の手段も減るため、もったいないですよね。
後回しにしていると、気がついたらアカウント停止の警告メールがきていたりアドセンス狩りの被害に遭ってしまうことも想定されるので、即行動をおすすめします。
この記事が参考になれば幸いです。
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